基板ソフトで人気なものはどれ?選び方のポイントを解説!

基板設計ソフトを導入したい!押さえておきたいソフトの選び方のポイント

基板設計ソフトを選ぶ際は、機能・使いやすさ・サポート体制・価格の4つのポイントに注目してみてください。データ共有の必要性やコストパフォーマンスについても意識して選ぶと安心です。

基板設計ソフトの選び方

プリント基板に必要な部品

基板設計図の作成においてCADは欠かせない存在です。

基板設計CADとは、プリント基板の製造や実装に使用する基板レイアウトのデータを作るソフトです。基板設計CADには、基板レイアウトを効率化させたり、自動配線ツールと連携させたりといった特徴があります。手書きのアートワークでは多層基板に対応できないため、基板設計においてはCADが必須なのです。また、自動配線ツールと連携すると、ピン数が多い部品を使った回路の設計で手間を省くことが可能です。

そのほか、設計ルールに違反していないかチェックするDRC(Design Rule Check:デザインルールチェック)、製造ルールに違反していないかチェックするMRC(Manufacturing Rule Check:製造ルールチェック)機能も利用できます。3D機能やガーバーデータの出力、解析ソフトとの連携など様々な特徴があり、基板設計において重要なソフトなのです。

こちらでは、これからCADの導入を検討している方に向けて、ソフトの選び方のポイントをご紹介します。

機能

当たり前ではありますが、設計業務に必要となる十分な機能を備えているソフトを導入する必要があります。有料CADであれば、基本的なスペックは満たしていることがほとんどです。

そのほかにも、

  • 部品ライブラリ
  • 自動配線機能
  • 3D機能
  • 回路シミュレータ
  • 各種解析ソフトの連携

など、様々な機能を搭載したソフトもあります。性能が高いほどソフトの価格も高くなる傾向にあるため、必要機能と予算とのバランスを考えて検討しましょう。

使いやすさ

せっかくソフトを導入しても、「思っていたよりも使いにくい」、「操作が複雑で手間取ってしまう」場合、使用しない機能が生じてしまったり、業務の効率化につながらなかったりする恐れもあります。

無償制限版を提供している有料CADは少なくありません。また、動画などでデモンストレーションを確認できることもあります。ソフトを選ぶ際は、購入前に実際に使用感をチェックしておくと安心です。

また、「互換性の高さ」も考慮しておくことが大切です。業務を行う中で、社内外とのやり取りが必要となることも考えられます。データを共有する際、自分が作成したCADデータが、必ずしも相手のパソコンで問題なく開くことができるとは限りません。そのため、互換性の高いソフトを選んでおくと安心です。

また、CADメーカーが異なる場合、受け渡しの際にデータ変換を行う必要があります。可能であれば、回路設計CADと基板設計CADは同じメーカーに統一しておくと、受け渡しが確実・簡単かつスピーディになるため便利です。

サポート体制

一般的に無料ソフトの場合は、サポートを受けられないケースが少なくありません。ソフトの動作に何らかの不具合が発生した場合においても、有料CADを販売している会社の方が迅速に対応してくれる可能性が高いといえます。

人気の無料CADであれば、書籍やWEBサイトの解説などで問題を解決できることもありますが、バージョンアップによる細かい仕様変更ごとに対応が可能かどうかはわかりません。

また、プロ向けのツールである基板設計ソフトは、機能が多く設定や操作が複雑化しがちです。そのため、書籍やWEBサイトだけでは使い方がよくわからない、などのケースもあります。もしものときにサポートを受けられるかどうかについても確認しておくと安心です。

価格

ソフトの導入を検討する際、価格面は特に気になるポイントの一つではないでしょうか。できる限りコストを抑えることももちろん大切です。ただし、ソフトを安心して長く使い続けるためには、前述の必要機能や使いやすさ、サポート体制などをふまえたうえで「コストパフォーマンス(費用対効果)」について考えることもとても重要です。

ニソールでは、基板設計とともに基板ソフト開発も社内で行っております。操作サポートだけでなく、納品後の改善など技術サポートにも対応しておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

ポイントを押さえて基板設計ソフトを選びましょう

基板を近くで見た様子

無料版から多くの機能を備えた有料版まで、基板設計ソフトの種類は多岐にわたります。

導入する基板設計ソフトを選ぶ際は、以下の4つのポイントに注目してみてください。

  • 機能
  • 使いやすさ
  • サポート体制
  • 価格

また、基板設計ソフトを安心して長く使い続けるためには、データ共有の必要性やコストパフォーマンスについても意識しておく必要があります。有料CADの導入を検討する際は、無償制限版やオンラインデモなどで購入前に操作性をチェックしておくと安心です。

ニソールでは、独自開発したCADソフト「CADLUSシリーズ」など人気のソフトを取り扱っております。他社のCADデータのデータ変換およびCADLUSデータから他社CAD用のデータ変換にも対応いたします。

基板ソフト開発だけでなく基板設計業務も手がけているため、踏み込んだところまできめ細やかなサポートが可能です。基板設計やソフトに関してお困りのことがあれば、お気軽にご相談・お問い合わせください。

「CADLUSシリーズ」など人気のソフトをご提供!基板設計に関するご相談はニソールへ

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