CADデータ変換の注意点!ODB++・CR-5000などへの変換なら

CADデータ変換で気を付けるべき注意点とは?

紙図面やPDFのCADデータ変換時は、「CADの編集形式」や「不備に対する補正」などの項目に注意が必要です。注意点を把握しておくことで、自社のニーズに適したCADデータ化を実現しやすくなります。

データ変換時の注意点を解説!ODB++・CR-5000への出力は相談を

PCのキーボードを操作する人物の手元

紙図面やPDFなどをCADデータへ変換する際、以下のポイントに注意しましょう。

編集可能な形式にならないケースがある

変換に利用するCADソフトによっては、編集可能な形式とならないケースもあるため注意しなければなりません。例えば、CADソフトの一つ「AutoCAD」を用いる場合、バージョンが2017以前のソフトは、「PDFIMPORT(PDF読み込み)」のコマンドで読み込むと、「ラスターイメージファイル」が作られます。

このファイルのままでは、図面の線分や文字は編集できる状態ではありません。CADデータとして取り扱うためには、アタッチ(外部参照)や、トレース作業などが別途必要なケースもあります。

不備に対する補正が必要

特に紙図面の場合、スキャナで読み込んだ際に図面の折り目やゆがみが、CADデータとして反映されるケースがあります。図面の線や文字が、本来の仕様と異なってしまうため、場合によっては補正作業が必要です。

補正作業にかける時間と手間を省略するためにも、事前に図面の状態を確認しておき、スムーズにデータ化できるようにしておくことが重要なポイントです。

データ漏洩に注意

CADデータ化により「コピーが容易になる」「図面共有が簡単になる」など、利便性が向上する一方で、データ漏洩の危険性には注意しなければなりません。データの保存先である「ストレージ(外部記憶装置)」の管理セキュリティが弱いと、外部へデータ情報が漏洩する恐れもあるためです。

自社で変換作業を行う場合は、特にセキュリティ面にも気を配り、自社のデータが漏れることのないように注意しなければなりません。

データのバックアップが重要

ストレージに図面データを保管する場合、一定期間ごとにバックアップを取る必要があります。なぜなら、ストレージにも寿命があり、経年劣化などの理由で故障して図面データが消える可能性もあるためです。

また、ストレージの保管場所によっても寿命は変わるため、室温や湿度などが一定した環境への配置も重要です。

ファイル形式が未対応の可能性がある

一口にCADデータといっても、ファイル形式は豊富にあります。場合によっては、自社もしくは提携先の企業が取り扱っているファイル形式に対応していないケースも少なくありません。

基板設計の場合、「ODB++」や「CR-5000」などメインとして利用するファイル形式に変換できないのは致命的です。データ変換するための下準備をいくら丁寧に進めたとしても、最終的にCADデータへ変換できなければ準備作業がすべて無駄になってしまいます。

CR-5000データ変換での注意点

データ変換する場合、データの持ち方やベタ構造の違いを考えることが大切です。ベタ更新によって、他CADのベタとして再構築されます。そのため、スタイルのチェックを外し、通常の動的ベタとして進めるようにしましょう。

ODB++データ変換での注意点

PCBドキュメントをODB++ファイルで出力する場合、PCB設定が必要です。ODB++ファイルはガーバーよりも多くの情報が含まれているため、出力する表示層の設定が必要なのです。

ニソールが独自開発したCADソフト「CADLUS」なら、「ODB++」や「CR-5000」など、基板設計の図面をデータ化する上で欠かせないファイル形式もお選びいただけます。例えば、「CADLUSデータからCR-5000PWSアスキーファイルへの変換」や「CR-5000PWSからCADLUSデータへの変換」などが可能です。

基板設計におけるデータ変換にお悩みの方は、ぜひニソールへお問い合わせください。

CADデータ変換(ODB++・CR-5000)に関するお悩みはニソールまで!

案内を行う人物

紙図面やPDFなどをデータ変換する際は、「編集可能な形式にならないケースがある」「不備に対する補正が必要」などの項目に注意が必要です。特に紙図面の場合は、スキャナで読み込んだ図面の折り目やゆがみが、データにそのまま反映されてしまうケースもあるため注意しなければなりません。

また、自社のストレージに図面データを保管する場合は、万一の故障でデータが紛失しないように定期的なバックアップが不可欠です。設置する環境もストレージの寿命に影響を及ぼすため、室温や湿度などを一定のレベルに保つことも大切です。

さらに、ファイル形式が未対応の可能性がある点には、特に気を付ける必要があります。というのも、基板設計で取り扱う機会の多い「ODB++」や「CR-5000」などのファイル形式へ変換できなければ、データ変換に向けた準備作業も意味がなくなってしまうためです。

ニソールでは、基板設計ソフト開発と、基板設計どちらも対応しております。
独自開発したCADソフト「CADLUS」を活用して、様々な形式でのデータ納品が可能です。お客様のニーズに合わせて適切にサポートいたしますので、ぜひ一度お問い合わせください。

CADデータ変換(ODB++・CR-5000)に関してお悩みの方はニソールへ

会社名株式会社ニソール
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設備機器CADLUS One、CR-5000 PWS、CR-5000 BD、OrCAD
事業内容
  1. 電子機器、プリント基板の設計
  2. CAD/CAMシステムソフトの開発、販売
URLhttps://www.nisoul.co.jp/
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